日本刀の刀剣形態は、世界的に見ても他にはないと言われており、ユニークな特徴を持っているとされています。日本刀は、反りがあり、片刃で両手持ちが出来る作りです。他の国の刀を見ると、例えば古代ギリシャの時代から存在する西洋の剣は、多くの場合は左右対称で両刃で直刀の作りです。
ヨーロッパでは盾で片手を使ってしまうために、剣も基本的には片手用になっていたそうです。同じ片手剣としては、ヨーロッパにあるサーベルや、中近東のシャムシールなどがあります。
スコットランドにあるクレイモアは、日本刀以外では珍しい両手持ちのできる剣ですが、単純に斬るというよりは重さで相手を叩き斬るということを目的としています。
日本刀は刀刃のため一方向にしか振ることができませんし、軽量であるという珍しい特徴を持っているのです。