サムライの心とは

実際に武闘家として活躍していた方から、サムライの心というものを学んでいいましょう。まず、武道において一番重要なのは心なのです。これは少し意外かもしれませんが、人間は自分の身体が限界に達した際には、気力や精神力などの心の強さに頼り、対応していかなくてはなりません。そのためには、日々心の鍛錬がとても大切になってきます。心を鍛えておかないと、身体が限界をむかえた際にその物事を進めていくことが困難になってしまいます。物事としっかり向き合い、最後まで取り組むためには、心の探求を日々行なっていくことが必要なっていくのです。この「心」というものは人間だけが唯一持っているもので、己を律して生きていくことができます。そしてそのことこそが、人間として生きているという証であり、誇りであります。己を律していける能力を持っているのだから、人間として正しく己を律していくことが求められます。そのために鍛錬していかなければいけないのです。そのために武道があり、そのための修行の道なのです。しかし、この心、精神の鍛錬探求は、とても深くて、人間にとって永遠のテーマであると言えるでしょう。いつの時代も心向き合い苦労していくのでしょう。現代人ももちろん苦労しています。だからこそ、先人達が修行や鍛錬を絶えず重ねてきたことをとても偉大に感じますし、尊敬せずにいられません。昔は現代よりも自分自身思ったり、考えたりしたことを素直に実行すること
困難だったと考えられます。武士道というのは、厳しい掟もたくさんあったでしょうし、己を律する努力は現代人考えているよりもはるかに大変だったと考えられます。そのような環境で生き抜いてきた先人たちを、現代人はもっと誇りを持つべきだと思います。先人の偉大さをみとめ、日本人の良さを継承していくべきでしょう。

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